「英会話を始めたいけど、今からやって話せるようになるのか気になる」
「オンライン英会話に興味があるけれどいきなりレッスンを受けるのは不安」
こんな人に読んで欲しいです
結論を先に伝えますが、
50代から英会話を始めることはできます。もちろん話せるようにもなります。
ただし、話せるようになるためには努力が必要です。
今回は、本気で英会話を始める上で、英会話レッスン前に準備しておくと良いこと、そして50代のあなたにとって効果的な学習方法をお伝えします。
この記事を読むとこんなことが分かります
50代でも英会話が始められる理由
英会話レッスンを受ける前に心がけておきたいこと
50代からの効果的な英会話学習法
この記事を書いている私は10年ほど海外で在住しています。
私は以前TOEIC専門学校でカウンセラー兼チューターとして数多くの生徒の英語指導に関わってきました。
学校には大学生から社会人まで様々な年齢の生徒が在籍しており、中には50代・60代の方もいました。
中高年の生徒は英語力の伸びに個人差がありましたが、外国語を学んでいることもあり、実年齢よりも若くアクティブな方が多く、講師に積極的に英語で話している姿勢は魅力的でした。
「英会話をやり直したい」「ビジネスで使えるようにしっかり英語力を付けたい」という方は今回の記事を参考にして学習方法を固めてもらえれば幸いです。
50代からでも英会話は始められる？身に付く？
「英会話を習いたいけど、ついていけるか心配」という人もいるかもしれませんが心配は要りません。
外国語を始めるのはいくつになってからでも大丈夫です。
50代でも独学で英会話を身に付けるのは可能
私自身、TOEICの専門学校で50代、60代の生徒と触れ合う中で「何歳からでも英語は学べる」と実感してきました。
50代から始めても英会話を身に付けることができる理由は以下の通りです。
じっくりと英語学習に向き合える
丸暗記ではなく、理解をしながら学べる
精神的・時間的にゆとりをもって英会話を学べる
英語学習で失敗をしてしまう人の原因に「テクニックに走って英語力が身に付かない」ということがあります。
これは「短期間で目標を達成させたい」という気持ちが先走った結果として起こることなのですが、焦りながら英語を学ぶのは効果的ではありません。
50代の学習者は、英語学習に対しての焦りを持つことが少なく、テクニックに走ろうという人もほとんど見かけません。
(もちろん仕事で英会話が必要な場合は時間に対してのゆとりがない場合もあります)
焦りを持たずに勉強することは、学習効率の面でもプラスに働きます。
50代の学習者は、文法事項をきちんと理解し、単語を積み上げた上で少しずつ語彙を増やしていくことで会話力を上げることができるのです。
付け焼刃の暗記ではなく、理解をしながら学ぶので定着しやすい
学生や英語の試験対策をしている学習者は丸暗記をしがちです。
学生時代に丸暗記でテストを乗り切った人もいるのではないでしょうか？
丸暗記は目先のテストでは得点を上げられますが、長い目で見た場合に英語力を上げることはできません。
例えば、単語を覚える場合であっても、50代のあなたには「丸暗記」ではなく単語の「語源」や「語幹」「品詞」を意識して欲しいのです。
単語帳が擦り切れるまで暗記をするのではなく、単語の使い方や品詞をしっかりと理解することでボキャブラリーを増やして会話力を高めることができるのです。
時間的、精神的にゆとりのある学習者だからこそ、英語を深く理解することができるのです。
50代からの学習者が英会話を始める際に心がけると良いこと
せっかく始めた英会話を早々と挫折しないためにも、勉強を始める前に心がけておいて欲しいことをお伝えします。
明確な目標を持つ(具体的であればあるほど達成しやすい)
あなたが英会話を始める理由は何でしょうか？
この質問の答えに悩むようであれば、まずははっきりとした目標・目的を持ちましょう。
一言で「英会話」といっても、目指す地点は100人いれば100通りです。
「自分は英語でこんなことを話せるようになりたい」という明確な目標を持ってから英会話学習を始めるとゴール地点が見えるので
モチベーションを保ったまま学習を続けることができるのです。
学習仲間を探す
英会話を楽しく続けるコツの1つが「仲間と一緒にがんばる」ということです。
一緒にがんばれる仲間がいることで、仲間の存在が精神的な支えとなりモチベーションも高まり励まし合うこともできます。
コロナ禍の現在、実際に誰かと会って英会話学習をするのは簡単ではありませんが、Zoomやライングループなどでオンラインで定期的に英会話の時間を設けるのも良いかもしれません。
「話せなくて恥ずかしい」と思わないこと
英会話の経験がほとんどない人や、海外旅行で英会話に苦労したことのある人の中には「相手に通じなかったらどうしよう」「変な英語だと思われたら恥ずかしい」と、英語を話すことに気後れを感じてしまう人もいます。
「話せない」ステージを超えないと話せるようにはなりません。
言いたいことをうまく伝えられないのは歯がゆくて時にストレスを感じますが、反面、自分の言いたいことが相手に伝わると快感です。
英語の学習を続ければ必ず英会話力は伸びます。
外国人と会話を楽しんでいる未来の自分を想像して、がんばりましょう。
- 精神的・時間的に余裕のある50代は英会話を始めるのに最適
- 挫折をせずに続けるためには目標を定めて仲間を作るといい
- 誰でも始めは話せないので、恥ずかしいという気持ちを捨てよう
50代から始めよう！効果的な英会話の学習方法
「今すぐオンライン英会話でレッスンを受けたい」という人もいれば「まずは基本的な英語力を付けてから英会話レッスンを受けたい」という人もいるでしょう。
基礎的な英語力がある人は、今すぐにでもオンライン英会話に参加してみましょう。
(50代向けオンライン英会話スクールの選び方・おすすめ英会話スクール6選)
英語学習から遠ざかっている人や、基本的な英文法・単語に自信がない人はまず、基礎知識を頭に入れてからレッスンを受けることをおススメします。
手元に単語帳や文法書が無い人や「どんな参考書を選べばいいか分からない」という人は、おススメ単語帳・文法書を紹介しているこちらのページを参考にしてみてください。
1,基本的な英文法の知識を深める
「英会話に文法なんて必要なの？」と疑問に思う人もいるかもしれませんが基本的な会話をするためにも、英文法の理解は欠かせません。
英会話は中学3年生までの基本文法の知識で成立するのでまずは基礎レベルの英文法の理解をしましょう。
(文法に自信がある人は、文法の勉強は不要です)
初級者向けの英文法の参考書を使えば、1ヵ月程度で基本的な英文法は身に付けることができます。
2,基礎英単語を身に付ける
会話をする上で「単語量」はあるに越したことがありません。
「2000語」と聞くと頭が痛くなる人もいるかもしれませんが、実は知っている単語もたくさんあるので、それほど大変ではありません。
使用頻度の高い単語から覚えていくことで「使える表現」を増やすことができます。
単語帳を選ぶ際には、日常会話で使う単語がメインに入っているものを選ぶようにしましょう。
単語帳の語彙数を意識する必要は無いので、自分に合ったタイプの単語帳で大丈夫です
3,リスニング教材で「聞く・話す」練習をする
英文法を理解して英単語を増やしても、聞き取りができなければ英会話は成立しません。
リスニングは一朝一夕で身に付くような簡単なものではありません。
まずは一読して理解ができるレベルの教材(自分にとって簡単に感じる)でリスニングの練習を始めましょう。
初めはCD付きの単語帳のフレーズの聞き取り練習からやってみるのも良いでしょう。
リスニング学習には、聞き取った英語を書きとる「ディクテーション」の練習が効果的です。
ディクテーションの具体的なやり方はこちらの記事を参考にしてください
また、スピーキングには発話練習「シャドーイング」が効果的です。
詳しくはこちらをどうぞ
- 英語の基礎力を上げてからレッスンを受けるのがおすすめ
- 英文法は中3レベルまででOK、英単語は基礎単語2000語を目安に
- リスニング教材は自分のレベルよりやや低めの教材で聞き取り練習を
基本的な文法が理解できるようになり、単語の知識が身に付いたらリスニングのトレーニングを始めましょう。
自分の選んだ参考書・単語帳でディクテーション練習が1通り(2周程度)終わったらいよいよオンライン英会話を始めてみましょう。
50代の学習者向けのオンライン英会話スクールの選び方と、オススメのオンライン英会話スクールはこちらの記事で紹介しています。
まとめ
語学学習は何歳になってからでも始めることができます。
学生時代に英語を勉強して以来英語に触れていない人や、海外旅行で英語を話せたけど最近は英語を忘れかけているという人も時間にゆとりがある今、英会話を始めてみてはいかがでしょうか。
英語の基礎力を固めた上でオンライン英会話を始めると、スムーズにレッスンが進みますので楽しく続けることができます。
自信をもって英会話ができるようにがんばっていきましょう。
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