「毎回時間内が足りなくてPart7は適当にマークしてる」
「時間に追われて、いっぱいいっぱいのうちにテストが終わる」
「時間内に解ける方法を知りたい」
こんな人の悩みを解決していきます。
時間配分を気にする学習者は、ハイスコアを目指す人がほとんどですが今回の記事は900点以上を目指す人に向けた内容になっています。
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TOEICのスコアアップに必要なのは「正確に解く→早く解く」ことです。
「時間内に解けた部分の得点率がそんなに高くない」という人はまずはテクニック的な問題ではなく、英語力を上げる必要があるということです。
それなりに正答率が上がった状態で、時間内に解き切ることができればTOEIC850点以上は確実に狙えます。
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私はTOEIC専門コースを持つ学校で過去100人以上に個別指導・カウンセリングを行ってきました。(私自身TOEICもスクールでは900点以上を複数回取っています)
私自身のTOEICの学習経験と、私が触れてきた多くの学習者の成功事例から「本当に役立つTOEICの情報」をお伝えしていきます。
TOEICはほとんどの人が時間内に終わらない
「最後らへん、全然解けなかった!」
そんな風に思うのはあなただけではありません。
TOEIC学習者のほとんどの人が「時間内に全問解けない」という問題を抱えています。
850点以上のハイスコアを持っている人でも、試験問題との相性によっては「今回は時間内に終わらなかった」ということがあるのがTOEICです。
なので「TOEICが時間内に終わらないのは当たり前」だと思ってください。
その上で「自分はどうしても時間内に全問解きたい!」という人はここから先の話を参考にして学習を進めてください。
850点以上を目指すのであれば、時間内に終わらせる練習は必要
目標スコアが800点までの人は、時間配分を考える必要はありません。
それより「1問1問をいかに正確に解くか」というのが最初の課題になるからです。
850点以上を狙う人は、パートごとの苦手な部分を潰していくのと同時にパートごとの時間配分の練習をする必要があります。
時間内に解けるようになると得点がグッと上がる
時間配分の練習をするようになると、学習への姿勢がそれまでと全く変わります。
不思議なことですが、この力がつくとTOEICのスコアは一気に上がります。
私が働いていたTOEICスクールの生徒さんたちも時間配分の練習をしっかりすることで800点後半~900点以上を達成した人が多かったです。
- TOEICテストではほとんどの人が時間内に解き終われないのが現実
- 850点以上を目指す人は時間配分の練習が絶対必要
- 時間を意識した解き方で「集中力」「捨てる力」が身に付き得点が上がる
TOEICの時間不足対策は『基礎学習→時間配分の練習』
「最後まで解けないのをどうにかしたい」という人は「時間配分」を意識した解き方=「速読練習」が必要になります。
ただし「全てのレベルの学習者が時間配分を意識した速読練習が必要なわけではない」こともしっかり頭に入れておいてください。
まずは基礎学習の徹底をした上で時間配分練習をしていきましょう。
基礎力のない人はまずパートごとの得点率を上げよう
現状、600点未満の学習者がやらなければならないことは「正解を増やすこと」です。
つまり、下の2点を重点的に学習していかなければならないのです。
英文法に自信のない人は「中学3年レベルの文法書」で「文の要素・文の構造」をしっかりと理解してください。
その上でPart5の問題の「文型分け」(S,V,C,O,Mの文の要素に分ける)練習を数多くこなしていくと、英文のカタチが完全に理解できるようになります。
一見「ダルそう」と思いがちなやり方ですが、長期的に考えると、この「英文のカタチを理解する」勉強法は一番効果的なのです。
(私が働いていたTOEICスクールでも授業の要はこの「文の構造の理解」が大部分でした)
文法の基礎力+単語力が付いてくると正答率は上がってきます。
解ける問題が増えてきたら、パートごとの時間配分の練習を始めましょう。
時間配分はパートごとに区切るとやりやすい
ここではリスニングパートの目安の時間配分をお伝えします。
TOEICのリスニングパート(100問)は75分の時間があります。
この75分間を好きに使って良いのですがマイペースに問題を解いていると、99%時間不足になります。
リーディングパートの時間配分の目安を見ていきましょう。
【TOEICリーディングパート目安の時間配分】
Part5【短文穴埋め問題(30問)】・・10分
Part6【長文穴埋め問題(16問)】・・8~10分
Part7【長文読解問題(54問)】・・55~57分
☆Part5,6は問題ごとに〇〇秒と時間を区切らない
Part5,6は問題の種類によって解答時間が変わります。
熟語や品詞の問題であれば比較的パパッと解けますが、接続詞であれば前後の文脈を読んで解かなくてはなりません。
また、語彙問題では「これ、なんだっけ」と詰まると時間がかかってしまいます。
そのため「1問を〇〇秒」という解き方は意味がないのです。
さらに、時計を何度も見ることは結果的に大幅な時間のロスに繋がります。
Part5は10分、Part6は8~10分と決めたら、時間内に集中して解く訓練をしましょう。
(人によって時間配分は多少違うので、自分がベストでできる時間配分を決めましょう)
☆Part7は「基本、本文を全部読む」姿勢で解いていこう
長文読解問題であるパート7は全部で54問の問題を解いていきます。
スコアを上げたい人は「テクニック」を知ることに必死になる人もいますが、全てのパートで
英文全体を素早く読む力を付けることが、結果的に英語力とTOEICスコアアップに繋がります。
効率的に問題を解いていくコツは「設問を確認する→本文を読む→設問の選択肢を見て解答する」
の順番で取り組むことです。
たまに「本文をほとんど読まないでも解ける問題」もありますが、それ以外の場合は飛ばさずにきちんと読むことをおすすめします。
☆Part7の出題形式と解答時間の目安
シングルパッセージ(約10セット/29問)・・できればサクサクと解答していくこと(目安時間:25分)
ダブルパッセージ(2セット)・・2つの文章の関連性を素早く理解し、パターンを見抜く(目安時間:11分)
トリプルパッセージ(3セット)・・一番負担の多いパート (目安時間:19分)
☆Part7で扱われる主な内容と注目するポイント
TOEICの問題には「パターン」があります。
大まかなパターンを見ておきましょう。
Part7で得点を上げていくためには「数多くの問題に触れること」しかありません。
公式問題集などで色んな問題にチャレンジしていくことで「あ、こういう問題、前もやった」という状態になります。
とにかく「慣れ」が大切なパートなので、時間をかけてじっくりと対策を立てていきましょう。
速読の練習ができるようになると、リスニングの得点も上がる
TOEICの勉強をしている人の中には、リスニングのパート3、4で苦戦している人も多いかもしれません。
Part3、4は、問題文を先読みする力が必要になります。
リスニング問題の流れに乗って、解答を続けるためには「速読」の力が欠かせません。
リーディングパートの「時間配分」の対策をしているとリスニングパートの速読にも強くなります。
結果的に、リスニング・リーディングの両方のパートでスコアを伸ばせるようになってきます。
※リスニングのPart3、4を解くためには「先読み」の練習も必要であることも頭に入れて勉強を進めてください。
- 時間不足対策にはパートごとの時間配分を意識した速読練習が大事
- 600点以下の学習者は「単語の増強」「中学文法の理解」から始めよう
- 速読練習はリスニングパートにも活かされるので総合的なスコアが上がる
TOEIC本番直前の模試特訓でスコアは必ず上がる
TOEICのスコアを上げるには日々の学習が必要なのは当たり前ですが、公式テストの1週間前でもスコアを上げることはできます。
それが「2時間通して、本番と同じ形式の問題を解いてみる」というやり方です。
なぜ本番と同じ形式の「模試特訓」が必要なのか
パートごとの対策&時間配分がバッチリできたとしても、本番でその力が発揮できるとは限りません。
なぜならTOEICは「200問を2時間で解くテスト」だからです。
2時間で200問を解くためには高い集中力が必要です。
リーディングの前には、45分間で100問を解く「リスニングパート」があります。
Part 1、2はサクサク進めたとしてもPart 3、4で脳みそが疲れその状態でパート5からの問題を一気にやっていかなければなりません。
時間に追われながらセッセと問題に取り組むも、Part 7に来るころには集中力も切れかかってくるでしょう。
こうしたストレスMax状態を乗り切るためには「何度も同じ練習をすること」が大事になります。
2時間で本番と同様の模試問題を解くことで
・「全体の時間配分」がきちんとできるようになります
・集中力が非常に高くなります
・試験全体の流れに慣れることができます
実際に、私の働いていたTOEICスクールでも本試験の前日に2時間で本番同様の模試を実施していました。
前日に同じ形式の問題に集中して取り組むことで、本番のテストで時間に追われることがなく試験のリズムをつかんだ状態で臨んでいたため、結果的に多くの生徒さんがハイスコアを取っていました。
テストの1ヵ月前からが理想だけど1週間前からでも大丈夫
本番と同じ形式での模試演習は、公式テストの1ヵ月前からは「週1ペース」で行って欲しいところです。
復習に時間が多くかかりますので、会社や学校が休みの日にまとまった時間を作って「本番対策+復習」をしていきましょう。
大事なのは「全体の時間を意識しながら、パートごとの時間配分を行う」ことです。
1週間前から模試対策をする人は、最低でも2回は2時間続けて模試演習をしてください。
最も効果的なのは「前日」に行うことだということも覚えておきましょう。
(復習は完璧にできないかもしれませんが、時間配分練習には「前日」がおススメです)
スコアアップを目指すなら紙媒体での対策はマスト!
本番用の対策は、必ず「公式問題集」を利用するようにしましょう。
現在はTOEIC用のアプリが充実しているので、学習者の中にもアプリ一択でTOEIC対策をしている人もいるかもしれません。
アプリでの学習は、TOEICのパートごとの対策や単語の増強、リスニング対策には
非常に効果的ですが「本番対策」には不向きです。
なぜなら、TOEICのテストは紙媒体だからです。
そのため、本番で時間内に全てを解くためには、本番と同様の形式の問題集で対策を立てるのが一番です。
学習自体はアプリでも大丈夫ですが、総合的な時間配分の対策には「公式問題集」で、本番同様にマークシートに解答を書き込んでいくようにしましょう。
- テスト前1週間内(できれば前日)には必ず本番と同様の形式で模試を行おう
- 公式問題集で本番同様の対策をすると「全体の時間配分」ができるようになる
- 基本の勉強はTOEIC用アプリでも良いけれど、本番対策は紙媒体で!
□まとめ
2020年のTOEIC公式テストの平均スコアは610~620点です。
コロナウィルスが流行する前の2019年の平均スコアが580点程度だったことを考えると家にいることが多くなった今、多くの人がTOEICの勉強をした上でテストに臨んでいることが分かります。
パート7で時間が足りなくて点数を大きく落としてしまっている人はリーディングパートの正答率を上げた上で時間配分の練習を始めましょう。
TOEICの試験は時間内に終わらせるのは簡単ではありません。けれど時間を意識しながら解くだけで、少しずつ早く読めるようになっていきます。
次のテストまでにしっかりと基礎固め、時間配分のトレーニングを重ねて自己ベストのスコアをぜひ取りにいきましょう。
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